もともと32bit版のXAMPPがインストール済みのところに、64bitのポータブル版XAMPPをインストールしたい。
32bit版のXAMPPと64bit版のXAMPPを同時に起動させるような環境を構築
まずは新しく64bit版XAMPPをインストール
XAMPPはProgramFiles直下にインストールすると動かないので、Cドライブ直下にインストール
XAMPPの設定ファイルの変更
このまま起動すると80番Portが既に別のプログラムで使われていますとエラーが出るので変更する。
複数のXAMPPを共存させる場合なども他のバージョンと被らぬように指定する。
httpd.comf ファイル
・60行目付近、LISTEN:80 の値をコメントアウトして(行の先頭に半角シャープ # つけて)変更 →84とか
・230行目付近、ServerName localhost:80も変更 →同じく84とか
httpd-ssl.comf ファイル
・124行目付近、<VirtualHost _default_:443>
→<VirtualHost _default_:444>
・127行目付近、ServerName www.example.com:443
→ServerName www.example.com:444
正しくポート変更されたか確認
Apacheを起動して、Port(s)の表示が 上記の変更値になっていればOK
MySQL(MariaDB)のポートも変更
MySQLは初期状態の「3306」から変更しなくてもポートがバッティングすることは少ないと思うが、
複数のXAMPP環境を併用する場合は変更しておくとよい。
MySQLのポート変更
・20行目、および31行目付近の port=3306 を変更
phpMyAdminの設定変更
あまり使う機会は少ないけど、phpmyadminを使う場合は下記設定ファイルを変更
この変更を行わないと、phpMyAdminでエラーが出ます。
・Cドライブ直下にインストールした場合
c\xampp\phpMyAdmin\config.inc.php
・複数のXAMPPを共存させるためにインストールフォルダ名を変更した場合
c\xampp7.4.13\phpMyAdmin\config.inc.php
次の1行を追加
$cfg['Servers'][$i]['port'] = '3307';
ポート変更後のブラウザアクセス確認
ブラウザで http://localhost:84/phpmyadmin/にアクセスする。
下記2点を確認。
確認1)URLには、localhost:84/xxxxx のように、変更したポート番号が必要。
確認2)MySQLのポートも。サーバ: 127.0.0.1:3307 といった具合でポート番号が変更される。