パソコンをつけたときに、一瞬黒い画面がいくつも出てくるんですけど
これは何でしょうか?ウイルスか?
結論:放置でOK
これは、Windowsの更新プログラムがインストールされた後などによく出現し、『スタートアップ』という、パソコンの起動時に一緒に立ち上がるよう設定されているプログラムがDOSモードという、黒い画面で立ち上がっている状態で起きます。結論としては放置でOKです。
コマンドプロンプトのタイトルには「UsoClient.exe」という聞きなれない名前がついており、危険性は
の黒いコマンドプロンプトの画面が一瞬だけ表示されることがあります。
DOSモードとは?
昔のコンピューターは、黒い画面に文字だけでした。そのころの画面のことをDOS画面と言ったりします。DOSはDisc Operating Systemの略です。
今でも、プログラムは背面下で黒い画面で白い文字が動いています、私たちの目に見えるのはグラフィカルに変換された画面にすぎません。
Windowsでもコマンドプロンプト、というアプリを起動すると、黒い画面を見ることができます。
ちなみにDOSは、DoSとは違いますのでご注意。DosはDenial of Serviceの略で、セキュリティ攻撃の一種です。
UsoClient.exeは、Windows Updateのチェックや自動更新をするためのプログラムで標準設定で22時間ごとに自動起動します。そのため、アップデートがあった後で再起動した直後だけに表示されるため、急に見知らぬウインドウが起動したように見えるのですね。
ちなみに「USO」は「Update Session Orchestrator」を意味します。
UsoClient.exeは、Windows Updateのチェックを行います。
止める方法は?
UsoClient.exeはウイルスではなく、Windows Updateの関連プログラムのため無害なプログラムです。そのため、止めるには根本的には自動アップデートを止めればよいですね。
しかし、UsoClient.exeに擬態した同名のウイルスやマルウェアが存在します。
そのため、ウイルス感染が不安な場合は、念のため次の手順でUsoClient.exeがWindowsの正式なプログラムであるか判断してみてください。
起動時に黒い画面が一瞬出て消える、そのほかの原因
UsoClient以外の画面が表示されている場合、原因はスタートアッププログラムが一瞬『DOSモード』になって起動されることのようです。こちらも
ウイルスではありませんので大丈夫です。